処遇改善加算の内容と支給方法、取り組みについて
■令和7年度の処遇改善加算について、以下のとおりの内容と支給方法になります。
1.対象事業所:しおん相談支援センターを除く全ての事業所
2.対象職員 :相談支援員を除く全職員
3.改善期間 :令和7年4月~令和8年3月
4.算定する加算及び加算区分:福祉・介護職員等処遇改善加算Ⅰ
5.改善方法
・該当する職員に毎月払いで改善額を支給
・該当する職員に夏季・冬季賞与に一時金として改善額を支給
6.キャリアパス要件について
① キャリアパス要件Ⅰ
イ)職位、職責又は職務内容等に応じた任用の要件は「就業規則」に定める。
ロ)職位、職責又は職務内容等に応じた賃金体系は「就業規則」に定める。
ハ)「就業規則」をポータルサイトに掲載することで周知する。
②キャリアパス要件Ⅱ
イ)資質向上のために計画に沿って、研修機会の提供又は技術指導等を実施するとともに、職員の能力評価を行う。
ロ)「研修計画書」を周知する。
③キャリアパス要件Ⅲ
イ)昇給は毎年実施する。「勤務成績」と「経験年数」に応じてなされる仕組みとする。
ロ)「就業規則」をポータルサイトに掲載することで周知する。
④キャリアパス要件Ⅳ
イ)経験技能のある職員のうち1人以上は、賃金改善後の賃金額が年額440万円以上であること。
※小規模事業所等で加算額全体が少額である場合などは、適用が免除されます。
⑤キャリアパス要件Ⅴ
イ)サービス類型ごとに一定割合以上の介護福祉士等を配置していること。
■職場環境等要件に関しては、以下のような内容で取り組んでおります。
取り組み | 職場環境要件項目 | ||
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入職促進に向けた取組 | 法人や事業所の経営理念や支援方針・人材育成方針、その実現のための施策・仕組みなどの明確化 | ||
資質の向上やキャリアアップに 向けた支援 | 働きながら介護福祉士等の取得を目指す者に対する実務者研修受講支援や、より専門性の高い支援技術を取得しようとする者に対する喀痰吸引研修、強度行動障害支援者養成研修、サービス提供責任者研修、中堅職員に対するマネジメント研修の受講支援等 | ||
両立支援・多様な働き方の推進 | 職員の事情等の状況に応じた勤務シフトや短時間正規職員制度の導入、職員の希望に即した非正規職員から正規職員への転換の制度等の整備 | ||
有給休暇が取得しやすい環境の整備 | |||
腰痛を含む心身の健康管理 | 事故・トラブルへの対応マニュアル等の作成等の体制の整備 | ||
生産性向上のための業務改善の 取組 | タブレット端末やインカム等のICT活用や見守り機器等の介護ロボットやセンサー等の導入による業務量の縮減 | ||
5S活動(業務管理の手法の1つ。整理・整頓・清掃・清潔・躾の頭文字をとったもの)等の実践による職場環境の整備 | |||
やりがい・働きがいの醸成 | ミーティング等による職場内コミュニケーションの円滑化による個々の福祉・介護職員の気づきを踏まえた勤務環境や支援内容の改善 |
以上